2025.05.12

転職支援は「情報提供」ではない。私がWorXで目指すキャリアコーチング

菅本 隆文
新卒でフルリモート×エンジニアに特化した人材紹介会社にて法人営業として企業のエンジニア採用支援に2年間従事。同社で半年間ISの立ち上げに従事した後、コーチングのフリーランスとして独立期間を経て、2023年12月WorXにジョイン。入社後はキャリアコーチングに特化したクラスの立ち上げや生成AIを活用した既存プログラムの刷新PJ、キャリアコーチメンバーのマネジメントを務める。

受け身だった自分が大きく変化した、コーチングとの出会い


私は現在WorXでキャリアパートナーとして、転職活動中のユーザーへのコーチングセッションを実施しています。

キャリアパートナーとは、ユーザーが転職で大事にしたい軸を見つけて、それがどう未来につながっていくかを一緒に考える仕事です。
経験ベースでお話ししながら、ご本人が納得感のあるキャリア選択をできるようサポートしています。

私自身がコーチングと出会ったのは、新卒で入社した会社で働く中でキャリアに悩んだときのことです。
誰かに相談したいと考えながらYouTubeを見ていたところ、コーチングの存在を知りました。その時点では、コーチングが何かすらわかっていない状態でした。

コーチングを1〜2ヶ月ほど受講したことで、自分自身に2つの大きな変化を迎えました。

1つは、自分の中のコアな欲求が明確になったことです。
私は「人と本気で向き合うこと」と「新しいことを理解すること」に対して、とくにやりがいや満足感を得られることがわかりました。

もう1つは、行動力です。
いまでこそスタートアップ企業の社員として積極的に動いていますが、もともとは受け身な性格でした。積極性を持つことで、人生が大きく切り開けたと実感しています。

WorX代表の想いに感銘を受け、フリーランスから正社員へ


コーチングによる自分自身の変化に感銘を受けた後、自分でもフリーランスとしてコーチングをはじめました。
WorXとは違って転職のような明確なゴールが定まっていないコーチングです。

ユーザーからは一定の満足度を得られていた反面、個人でつづけていくには集客が必要でした。
スキル販売サービスや紹介などでユーザーを募っていたものの、1日の中でも6〜7割ほどの時間は集客に取られている状況でした。
もっと人と向き合うことに集中したいと考えて、ふたたび企業で働こうと転職活動を開始しました。

転職活動中は「人と向き合える仕事」を軸として、選考を受けていました。
新卒向け人材紹介や学習塾のコミュニティーマネジャーなど、いくつかの企業から内定をいただく中で、WorXは正直そこまで志望度が高くなかったんです。

しかし、最終選考後の会食でWorXの代表と話したことで、考えが変わりました。
転職支援への強い思いや、私のキャリア選択に対する客観的なアドバイスを聞く中で、「この人と一緒に、ユーザーの未来に本気で向き合いたい」と思うようになり、入社を決意しました。

WorXでは、一人ひとりにあわせた柔軟なサポートを提供


WorXが提供するコーチングの特徴は、セッションの柔軟性が高いことです。
プログラムはある程度決まっているものの、ニーズや進捗状況にあわせて順番を入れ替えできるため、一人ひとりに適したオーダーメイドのサポートができます。

たとえば、営業志望として入校したものの、「私は営業に向いていないかもしれない」と退校を検討するようになったユーザーがいました。
その方は自分に自信がなく、どんな仕事がしたいかも不明瞭な状態でした。
そこで、このまま現職をつづけた場合のキャリアと、転職した場合のキャリアを整理し、現時点、5年後といった時間軸でのベンチマークで比較したんです。

それにより「飲食業界を支援したい」というご自身の欲求が明確になり、飲食業も多く顧客にいる大手人材会社への転職が決まりました。
地元エリアに限定した転職活動でしたが、年収も80万円ほどアップしていました。
入社後にもメッセージをいただきましたが、文面から前向きな姿勢を感じられて嬉しく感じています。

また、プログラム自体に問題があれば改善することも、キャリア教育チームのリーダーとしての務めです。
具体的には、KPIにつながる課題特定、課題解決の打ち手の実施などを転職支援チームと連携しながら進めています。

生成AIを活用した独自ツールを開発し、さらなる価値提供を実現


WorXは「こういうことをやっていきたい!」という社員のニーズにあわせて、いろんなバッターボックスに立たせてもらえる会社だと感じています。

その代表例が、生成AIを活用した転職支援ツール「WorX AI」です。
WorX AIを活用することで、ユーザーは好きなタイミングで情報を得られ、私たちキャリアパートナーもより深いサポートに集中できるようになりました。

WorX AIの開発のきっかけは、キャリア選択をサポートするうえで2つの課題を感じたことです。

1つは、知識提供に時間がかかることです。
キャリア選択には多くの情報が必要ですが、セッション時間には限りがあり、知識提供だけで時間が終わってしまうことがありました。

もう1つは、セッション後に復習しにくいことです。
口頭で伝えた情報が記録として残らず、ユーザーがあとから振り返りにくいという問題がありました。

そこで、社内で提案して開発したのが「WorX AI」です。
現在は職種理解を深めるチャットボットとして機能していて、今後もさらに発展させる予定です。

ユーザーの未来を本気で考えながら、自分自身も成長できる環境


WorXのキャリアチームは、「ユーザーの未来を本気で考える」という文化が根付いています。
一般的な人材紹介会社では、個人の目標や売上と求職者支援のバランスで葛藤することもありますが、WorXでは違います。

私たちは、ユーザーにとって本当に良いキャリア選択を一緒に考えることを最優先にしています。
もちろん、ビジネスとしての成果も重要です。
しかし、ユーザーのためにならない支援は決してしないというスタンスは、役員を含めて全社で徹底されています。
ときにはチーム内で意見が分かれて議論になることもありますが、「どうすればユーザーの未来をより良くできるか」を本気で考えているからこそです。

ユーザーのためになるよう事業のブラッシュアップをしつづけているからこそ、WorXは常に変化を伴う環境です。
知的好奇心が非常に刺激され、自分が日々どこに意識を向けるか次第で学びが絶えません。
コーチングで切り開いた私自身のキャリアの方向性にマッチしているうえ、行動力がどんどん身につく環境です。
ポータブルスキルを含めて成長を遂げやすいと実感しています。

私自身も、最初は「人と向き合う仕事がしたい」という想いだけで飛び込みました。
でも、WorXにはそんな想いを全力で応援し、成長できる環境があります。
「人の未来に本気で向き合いたい」という気持ちがあれば、きっと楽しく働ける場所です。

まだ日本では黎明期の「リスキリング×越境転職」を広める挑戦を、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう!