2025.04.23

「売る」ではなく「支援する」営業。転職成功にこだわるWorXのセールスとは?

古川貴陽
2023年11月に入社。セールスチームのリーダーとして、入校前のユーザー(求職者)に対するカウンセリングから契約までのサポートを担当。前職は社会人向けにスキルアップのための講座を提供する企業に勤務。ユーザー様一人ひとりの状況や希望に寄り添った、最適なキャリアプランの提案を大切にしている。

営業目標達成と「人のためになる仕事」のジレンマに苦しんだ前職


私がWorXと出会ったのは、前職の在職中に転職活動をしていたタイミングです。

前職では資格スクールの営業と講師を兼任していて、受講を検討している方へ講座を提案するところから、実際に簿記やPCなどを教えるところまで携わっていました。
ただし、アップセルやクロスセルなど、売上面での予算達成に対するプレッシャーが強い環境でした。
「売上目標を達成するために提案する講座」と「本当にその人のためになる講座」の違いに違和感を覚えていました。

そうした懸念を抱えたまま仕事に取り組んでいたところ、新たな講座を申し込みいただいた方から、受講契約の翌日にクーリング・オフされるという事態に発展しました。
口コミにも「望んでいない講座を契約させられました」と書かれていたのです。この環境ではご本人のためになるセールスができないと感じ、転職活動をスタートしました。

転職活動中は他社の選考も受けたものの、ピンと来る企業には出会えませんでした。転職活動自体を諦めかけていたタイミングで、求人サイトを経由してWorXのスカウトを受け取ったんです。


心から望む学びを提供できる、WorXのサービスに感銘を受けて入社


WorXのサービスを知って「こんなに顧客想いの仕組みがあるのか!」と感動した反面、「でも、本当にこれで会社が成り立つの?」と不安に思いました。

スタートアップ企業で、しかも受講料は転職後の後払いです。
もしユーザー(求職者)が転職に失敗したら、会社はどうなるんだろうと不安に感じ、面接でその疑問を率直にぶつけてみました。

すると、すでに転職成功者から受講料を受け取っていること、経済産業省の補助金を受けていることなど、しっかりした経営基盤があるとわかりました。
私が転職活動をしていた2023年当時でも、直近1〜2年で経営が傾くような状況だとは考えられませんでした。そこで安心して入社を決めて、今に至ります。

現在WorXでは、セールスチームでリーダーを務めています。
主な業務は、WorXへの入校を検討中のユーザーに対するカウンセリングです。カウンセリングを通して、ご本人に合ったキャリアを見つけるサポートを提供しています。

後払い制だからこそ、最適なキャリアの提案が可能


WorXがユーザー想いのサービスを提供できる理由は、受講料が後払いのビジネスモデルにあります。
ユーザーの転職が成功しなければ、会社の利益も生まれません。だからこそ、短期的な提案ではなく、長期的な成功につながる選択肢を一緒に考えられる環境があると考えています。

WorXの無料カウンセリングは、複数回に分けて実施します。
1回目は、ユーザーの価値観やキャリアの希望を深掘りし、転職の目的や将来のビジョンを整理するカウンセリングです。
2回目は、ユーザーのキャリアの可能性を具体化する適職診断「キャリアデザインセッション」を行っています。
スキルや経験を活かせる職種を提案し、具体的なキャリアの道筋を示すことで、ユーザーが納得感を持って受講を検討できるよう支援しています。

カウンセリングを行う中で、WorXのサービスがその方のためにならないと判断すると、他の選択肢を提案しています。
無理に入校を決断するよう促すことはありません。ユーザーが納得できる形でキャリアを選択し、新たな一歩を踏み出せるよう支援できることに、やりがいを感じています。

とくにやりがいを感じる瞬間は、自分が関わったユーザーが転職成功したときです。
過去には、IT業界を志望していたものの、転職活動が上手くいかず諦めてしまった人のカウンセリングを担当したことがありました。
ご経歴をお話を伺うと、IT業界に転職するポテンシャルは十分感じられたため背中を押しました。
そのことが、「やっぱりIT業界を目指してみよう」と前を向くきっかけになり、無事に希望していたIT業界への転職が成功しました。

責任を持ってキャリア選択に関わるために、心がけていること


WorXのセールスは、ユーザーのキャリア選択に最初に関わる、責任の大きい仕事です。
1人ひとりにとって最適なキャリアを提案するために私が意識しているのは、社会を知ることと、その方の感情を想像することです。

社会を知るとは、そもそもキャリア選択においてどんな選択肢があるのか学ぶことです。
WorXが転職サポート先として得意としているIT業界に関してだけでなく、ユーザーがこれまで働いてきた業界・職種に関する知識も求められます。
ユーザー1人ひとりにあわせたカウンセリングの事前準備と、知識のアップデートが欠かせません。
他の社員と積極的に情報共有もしながら、少しずつ引き出しが増え、ユーザー一人ひとりに応じたキャリアの選択肢を提案できるようになりました。

くわえて、転職活動をしようと決断するまでの感情を想像することも大切です。
転職は人生の中でも屈指の大きな決断で、人によってさまざまな感情や判断軸があります。
「現在の仕事のどこに課題を感じているのか?」「転職によって何を叶えたいのか?」などをイメージしていくことで、その方の目線に寄り添ったサポートが可能になります。

今では、異なる観点から複数のキャリアパスを示し、より納得感のあるサポートができるようになったと感じています。
公務員から民間企業への越境転職など、WorXでないと転職が決まらないような人が希望を実現する姿もたくさん見てきましたし、感謝の言葉をいただく機会も増えました。

意思決定の速さと裁量の大きさも、WorXの魅力


WorXに入社してとくに感動したのは、スタートアップならではの意思決定の速さです。
組織で課題が発生すると、翌週には方針が変わり、新たな取り組みが次々と生まれていきます。
状況の変化に柔軟に対応しながら、常に最適な選択をスピーディーに行う文化が根付いています。

また、個人のパフォーマンスが組織全体に与える影響の大きさにも驚きました。
前職では大規模な組織に属していたため、一人の成果が会社の成長に直結していると実感する機会は、あまりありませんでした。
しかし、WorXでは自分の努力や成果がダイレクトに組織の成長につながっていて、その影響を肌で感じられます。

セールスチームのリーダーとしては、メンバー1人ひとりの理想を仕事と紐づけられるようなマネジメントを提供したいと考えています。
私自身は「誰かのために貢献したい」という想いが強いため、より最適なキャリアを叶えるためのサポートをするにはどうしたらいいかを模索中です。
今一緒に働いているメンバーも、「ユーザーに対して最適なキャリアを提案したい」という想いを抱えています。

本人が具体的な方法として落とし込めるように、判断や考え方、スキルセットなどを身に着けるサポートを実施しています。
あなたの「こんな成長がしたい」というビジョンもぜひ聞かせてください。