- 市場価値
- ホテル業界以外への転職は難しい
- 働き方
- フル出社
- 市場価値
- ビジネススキルが身につき、幅広い業界へ転職が可能に
- 働き方
- リモート勤務
――これまでの経歴を教えてください。
高校卒業後、ニュージーランドのホスピタリティ専門学校へ進学しました。東京銀座の外資系ホテルへ就職して、フロントオフィスからバックヤード業務のマネージャーまで手がけました。
地元で仕事をして、はじめて自分のスキル不足を痛感した

――転職を考えるまでの経緯を教えてください。
私は海外の専門学校を卒業後、東京の外資系ホテルに勤務していました。入社して7年のあいだに、接客の最前線であるフロントオフィスから、スタッフを束ねるマネージャーまでひと通り経験しました。
その後、地元の岩手で60代の母が自営業を営むことになったんです。個人的にちょうどホテルでのキャリアがひと段落して、今後を模索しているタイミングだったので、一度実家で母を手伝うことにしました。しかし、いざ地元で仕事を手伝ってみてはじめて、ホテル業界の経験だけでは力になれる部分が少ないと痛感したんです。
――新たなスキルを身につけるために、WorXを受講されたのですね。
そうなんです。岩手は2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた地域で、私はずっと「地元に還元できるスキルを身につけたい」という想いを抱いていました。地元に帰ったあとも、専門スキルの身につきそうなIT業界に絞って転職活動をしてみたのですが、採用にはいたりませんでした。「もっと東京の最前線で専門知識を学ぶ必要がある」と心の底から感じたんです。
その後インターネットでいろいろなスクールを探した結果、WorXを見つけ受講を決めました。開講までの2ヶ月間が待ち遠しかったのを今でも覚えています。
WorXで学んだ“型”が、転職後の武器になっている
――現職での仕事内容について教えていただけますか?
私の携わっている事業は、お仕事を探しているフリーランスエンジニアの方と、業務の発注先を探している企業様をマッチングするサービスです。私は橋渡し役となるエージェントとして、ITエンジニアの方々との個別面談や案件紹介を担当しています。
エンジニアの方から単価や開発内容などのご希望を伺いながら、最適なお仕事を案内する役割です。現在はエンジニア側だけでなく、企業側との関係構築も任せてもらえるようになりました。
――ご入社されて4ヶ月目ではありますが、すでに目覚ましい成果を出されていると伺いました。
いえいえ、まだ先輩方に同席してもらいながら日々学んでいるところです。成果に関してだけ言えば、目標として毎月4~6件の契約件数を追いかけるのですが、入社3ヶ月目にはありがたいことに7件の成約を達成しました。今月はまだ4件なので、もう少し頑張りたいと思っているところです。
――業務で成果を創出するにあたって、WorXでの学びが活きた部分はありましたか?
本当にたくさんあります。
一つは、講義を通じてビジネスにおけるコミュニケーションの型を習得できていたことです。WorXでは、商談時の会話の流れやヒアリング方法、クロージング方法などを座学でひと通り教えてもらえます。そのおかげで、入社1ヶ月目に面談を任せてもらったとき、自然と業務を完遂できたんですよね。
先輩からフィードバックをもらう際も、ラポール(信頼関係)やコンセンサス(合意)といった専門用語が飛び交っていたのですが、すべてWorXで学んだ内容なのでスムーズに理解できました。
また、インプットだけでなくアウトプットを通じて、実践的なスキルを習得できたのも大きかったです。WorXでは、3ヶ月間のあいだに何度も商談やインサイドセールスのロールプレイングを重ね、端的かつ論理的に顧客とコミュニケーションを行うスキルを体得します。
「Why you now(顧客にファーストコンタクトする際に目的を簡潔に伝える技法)」をはじめ、相手の納得感を高めるポイントがテクニックとして身についていたので、入社後の電話も怖がらずにかけることができました。
志望動機を明確にすることが、異業界への転職成功につながる

――実務面以外で、WorXを受講して良かった部分はありましたか?
就職支援の手厚さも大きな安心材料でしたね。
WorXでは、受講者一人ひとりに合った転職先を紹介してもらえるだけでなく、面接対策もサポートしてもらえます。特に異なる職種・業種への転職では、面接で「なぜこの分野を選んだのか」を細かく問われがちです。そのため、講師の皆さんに何度も面接練習に付き合ってもらいながら、自身の価値観を明確にし、自分の言葉で転職後のビジョンを語れるようにしました。
私の場合、漠然と「地元の役に立つスキルを習得したい」「地元に希望を与えられる存在になりたい」というのが軸になっていたので、それを面接対策のなかで膨らませていきました。おかげさまで志望先の企業に自分のビジョンと本気度が伝わり、内定をいただくことができました。
転職活動をわずか2週間という短期間で終えられたのも、面接対策でキャリアの棚卸しや志望動機の言語化を親身にサポートしてもらえたからだと思っています。
――同日入社の同期社員のなかでは、外柳さんだけが未経験スタートだと伺いました。
そうなんです。同期6名もその後に入社した社員も、全員が人材業界か無形商材営業の経験者です。私が経験者と比べて高く評価されたのは、ビジョンの明確さと行動力でした。
たとえやりたいことを語れたとしても、私のように実際にWorXのようなスクールに通い、ビジョンの実現に向けて行動できている人はごくわずかなんだそうです。「行動を起こしている人は本物だ」と、企業から評価していただけたのは光栄でしたね。
――転職活動の期間にも志望動機の重要性が出ていましたね。
そうですね。実際、転職活動は2週間で終えました。明確なビジョンがあったので、手当り次第に応募することは一切なく、行きたいと思える会社に絞れたことが大きいと思います。
面接に進んだのは2社で、そのうちの1社が現在の勤務先です。評価につながった「自分の軸の言語化」と「それを実現する行動力」は、どちらもWorXを受講する中で手に入りました。転職した先を見据えることの重要性を感じましたね。
接客業のホスピタリティが自身の強みに
――現職では、ホテル業界での経験も大きな武器になっていると伺いました。
よく上司や同僚から「外柳さんの対応はホスピタリティに溢れているね」と言ってもらえるんです。
思えば、ホテルでも接客の最中にお客様の声色や表情から、ご要望を察することがありました。また、お客様から難しいご意見をいただいたときも、すぐにNOとは言わず、可能な範囲で最善の案を考えていました。こうした“相手を想う気持ち”が、無意識のうちにエンジニアの方や顧客企業とのやり取りでもにじみ出ていたのだと思います。
今では、ホスピタリティを発揮して顧客満足度を高められることは、自分独自の強みだと考えられるようになりました。最近も、なかなか案件が決まらず悩んでおられたエンジニアの方が、私を信頼して相談し続けてくださいました。
他のエージェントも多くいるなかで、「外柳さんだから信じられる」と言っていただけたのは本当に感動しましたね。目の前のお客様を熱心に支えるホスピタリティは、サービス業経験者の武器だと思うんです。
今後の展望は、“史上最速”でユニットリーダーになること

――今後お仕事で、挑戦したいことや展望はありますか?
まだ入社4ヶ月目ではあるのですが、今ユニットのなかのチームを引っ張っていくミッションを任されています。正式にユニットリーダーに昇格できるよう、挑戦している最中ですね。
密かな願望としては、周囲から「未経験でもここまで成果を出せるリーダーってすごい」と信頼してもらうことです。今後企業の規模が大きくなるにつれて、私のように未経験者が採用されるケースも増えると思います。だからこそ、未経験から活躍できることを私自身が証明したいんです。そのために、会社史上“最速”でのユニットリーダー昇格を目指したいと思います。
また、実は今社内で「地方創生に本腰を入れたい」という話が出ています。すでに地方のDX促進やIT人材の育成支援を手がける事業が立ち上がっており、地域貢献に携われるチャンスは生まれています。
私の目標は、この事業の東北支社長に就任することです。東北地方の案件を多く獲得し、エンジニアの皆さんに紹介することで、地元岩手を盛り上げるお手伝いができればと願っています。私の夢が叶う道筋は、もう見え始めているんです。
サービス業界の出身者は、IT業界で間違いなく重宝される
――最後に、WorXの受講を検討している皆さんにメッセージをお願いします。
一つ間違いなく言えることは、サービス業を経験している方はIT業界でとても重宝されます。特に営業職では、売ることよりも相手に寄り添って提案する姿勢が求められるので、ホスピタリティを存分に活かせるんです。
私がもともと在籍していたホテル業界では、異業種・異業界への転職はほとんどなく、同じ業界内での移動が中心でした。ホテル業界にいる複数人の友人からも、「よくIT業界に転職できたね」と驚かれたほどです。
友人にとって、私の転職成功は本当に意外で、ある意味で一歩踏み出すための勇気にもなったみたいです。サービス業の経験者は他の業界でも本当に必要とされているので、その実態をもっと多くの人に知ってほしいと思いますね。
また、一人で新しい業界へ挑戦するとなると、怖さを感じる人も多いかもしれません。ですが、WorXの助けを借りれば、人生を変えるための最短経路が見えてきます。ときには学習量が多くて、大変に感じる時期もあると思います。しかし、3ヶ月間密にサポートしてもらえるからこそ、「全力で応えたい」と思って乗り越えられるんです。
乗り越えて初めて見える景色があるので、ぜひ自分の可能性を信じてみてほしいですね。
――貴重なお話をありがとうございました。